INTERVIEW
インタビュー
インタビュー
『au WALLET ポイントプログラム』の関連サービスである『ポイント貯める』、『au暮らし』、『au Webポータル』などのスマホ向けサービスでバナーやUI(ユーザーインターフェイス)を制作したほか、自分でデザインした一部のページではコーディングや運用も担当しました。もともとはアーティスト気質の強いタイプでしたが、このころに、「その日やるべき仕事に実直に向き合うこと」の重要性を学び、いまは自分なりのエッセンスを発揮しつつ、周りにも納得してもらえる慎重で丁寧な仕事を心がけています。
『auスマートパス』チームで、改善提案やUI設計を行なっています。大きなサービスなので社外にも関係者が多く、ボタンのデザインひとつ決めるにもフローが複雑で長大になる仕事です。そんな業務をやっているからでしょうか、私の仕事への一番のモチベーションは、遠くに感じていたプロジェクトのゴールが、ちゃんと近づいてきているという実感です。それを得るために、そしてユーザーの皆さんに「毎日使いたい!」と思っていただけるように、ペンを片手に日々アイデアを書きなぐり奮闘しています。
ひとつのサービスに必要なデザインを、1から作り上げてみたいです。そのためには、ユーザー目線に立つこと、事業者目線を持つこと、データを丁寧に構築すること、周囲の動きを把握することなど、職人としてだけでなくいろんなベクトルに気を配って作業しなければいけません。必要なことをリストアップしてみると、いまの自分に足りないものも多いので「去年の自分には出来なかったこと」を毎年やって常に成長していきたいですね。じつは、ちょうどいま大きなプロジェクトに携わるチャンスに恵まれたので、いままで培ったものをフルに生かして、まずはデザインのフィールドで実績を残したいと思っています。
私は自分のプライベートな時間も大切にしたいので、18時までは「今日できることを明日に伸ばすな!」で、それ以降は「今日できることは明日もできるさ!」と思いながら仕事をしています。……と言いつつ結局「『明日やろう』は、馬鹿野郎だ!」などと自分を追い込みがちなのですが。でも、この考え方自体は仕事のクオリティを担保するためにも大切だと思っていて、できるだけ自分のペースを守って日々の配分をしていきたいですね。ちなみにここ1年は、座り仕事が多くて運動不足になりがちなので、通勤中は階段しか使わないようにしているのが密かなこだわりだったりします。
『ことわざ絵本』 五味太郎
タイトル通りに絵本なんですけど、挿絵が可愛くて優しい気持ちになれるんですよね。おすすめの書籍と聞かれて思い浮かぶのは、不思議と、子どものころの本棚ばかりです。この「ことわざ絵本」も幼少期に触れ合った本ですが、日本語の美しさが五味さんの表情豊かな挿絵によってさらに輝きを増す、自分の原点にある本のひとつだと思っています。